さて次はHatoheiという集落に行きました。
Hatohei は谷を見下ろす山の斜面にありました。 豆を売るために農家の方は黙々と斜面を袋をかついで 登ってこられます。 どれだけ足腰強いんだか・・・想像できません。 ここではダニエルさんと話しをしました。 この集落には10家族暮らしているそうです。 今年は雨が長く続き、豆の収穫量はどこも少ないそうですが、 ダニエルさんによると5年に一度くらいのサイクルで 雨が続く年が来るのだとか。 インドネシア語で話してくれたダニエルさん。 ダニエルさんは日本からのメッセージのお返しにと ノートに日本へ向けてのメッセージを書いてくれました。 ピースウィンズのアディーノさんが通訳してくれたところによると (テトゥン語なんです、すみません、わかりません)↓ ”日本の皆さん、津波の被害にあわれた皆さん、 犠牲になられた方たちに対して心よりお悔やみ申し上げます。 悲しみにくれず、強く前を向いてください。 私たちも美味しいコーヒーを頑張って作って届けます!” 来年で独立10周年を迎える東ティモール。 コーヒーどころではない時代が長かった東ティモール。 お互いに顔が見える関係を、 そして一緒にできる何かを模索していきたいです! #
by takisalatiga
| 2011-07-31 11:07
翌日、朝、ピースウィンズの人たちが 農家さんへ収穫豆をピックアップにいくというのでついていきました。 Hundaという集落です。 12家族、35人(少ないような気もしますが) ピックアップに行ったおうちのロザリア マヤさんという 女性に少し話しを聞くことができました。 さて買い上げる豆はチェリーといわれる真っ赤な コーヒーの実から果肉を落とし、中のコーヒー豆を干した状態です。 真っ赤に熟したものをいち早く処理する、 これが肝心なことだそうです。なんでも収穫した赤み実は 8時間を境に急激に劣化していくとか。 さて、やっと!日本の皆さんに書いていただいたメッセージカードを 農家の人たちにお見せすることができました。 最初はただ説明していただけなんですが、 ロザリアさんの方から一枚記念に欲しい、家に飾りたいといってくださり、 嬉しかったです。 ロザリア マヤさん また前日、日本に着いた豆がどのように処理されて 会員の手元に届くのか、ピースウィンズの方たちに 説明させてもらったのですが、ピースウィンズのベントさんが農家の人たちに テトゥン語で資料を見せながら説明してくれました。 資料はインドネシア語で作って行きましたが、 やはり難しい話しはインドネシア語ではなかなか 通じません。ベントさんは熱心に説明してくれました。 ベントさん熱弁をふるう!家の中はとっても暗いんです・・・・。 農家の人たちは豆の袋に混入物があるとしたら、 港から出る前のハンドピッキングのプロセスではないか、 今度みんなで見に行こう、などと話していました。 周辺の土地は素人目にも痩せたいしごろごろの土地です。 さつまいもくらいしかできないそうです。 そこでできる貴重なコーヒー豆。 本当に大事に飲みたいと思いました。 #
by takisalatiga
| 2011-07-30 15:07
私が行ったコーヒー産地はエルメラ県レティフォホ郡というところです。
東ティモールのいろんなところでコーヒーが栽培されていますが もっとも広い産地の一つです。 標高1500メートル。 山の尾根にレティフォホはあります。 わたしたちはピースウィンズジャパンのレティフォホ事務所に泊めていただきました。 さて初日。いろいろありまして、まずどうしても行ってみたかった学校へいくことになりました。 また紆余曲折ありまして結局訪ねたのはレブルリ分校(小学校)。 本校の名前は聞きそびれました。(すみません) 学校は丘の上にあります。 全員がコーヒー農家さんたちの子供だということでした。 突然にも関わらず、おそらく教頭先生であるオルガ先生はこころよく見学を許可してくださいました。 全校生徒数165名。 生徒の年齢は6歳から17歳までばらばら。 教員は校長先生以下5名。(女性4名男性1名) 当日は違う学校で教員会議があるとかで先生たち向かったところ、 校長先生に校長以外は戻って生徒の面倒見なさい、といわれて 帰ってきたところ!とのことでした。 3年生から6年生まで合同のポルトガル語(独立後公用語となる)の授業でしたが テトゥン語、インドネシア語を交えての文法の授業。 オルガ先生はインドネシア語で教育を受けてきた世代だけに ポルトガル語を教えるのは大変だろうと思いました。 板書するオルガ先生。 授業は公文式?練習問題ができた人から先生がその場で採点!(でも3年から6年まで同じ問題。。。。) 生徒の足元をみるとほとんどゴムサンダルで スニーカーをはいている人は数えるほどでした。 以前はコーヒーの収穫時期は学校は休みだったそうですが、 今は休みにはならないそうです。 給食は無料だそうですが、支給は米、油、豆だけだそうで おかずにすべき野菜などは子供たちがそれぞれ持ってくるとのこと。 経済状態や時期によって持ってこれる人、来れない人、持ってこれないとき、 いろいろで栄養状態は心配と先生はいっていました。 ちなみに授業料も2006年から無料。 きっかけづくりにと折り紙を持って行って 休み時間に折りヅルを折ってみたんですが、 結局先生も夢中になってしまい、 みんなに囲まれてしまいました。 折り紙は図形認識の学習にもなりますが、 先生からは教具や教材は本校と比べて決定的に不足しているので 今度来るときはぜひ持ってきてほしいといわれました。 ピンクのセーターの女性は先生です!女の子たちはカチューシャでおしゃれ! 先生が自分で教えたいので折る順序の解説を、とのことで一回折るごとの解説とプロセスの実物をおいてきました。役に立つかなあ。 東ティモールは出生率7を超える少子化日本と正反対の子供が多い国です。 彼らが今後の大きな力になることは間違いなく、 それだけにいっそう教育の大切さを思いました。 #
by takisalatiga
| 2011-07-29 12:07
みなさんにお預かりしたメッセージを届けるべく
とうとう行ってきました!東ティモール。 やはり一筋縄では行けないところです。 日本からインドネシアのバリへ。 バリで一泊して翌日東ティモールの首都ディリへ。 ディリから車で(車と行っても普通の車じゃ無理です。四輪駆動のランドクルーザー)で三時間! くっきりと青い空、のんびり、やさしい人たち、 山の上の桃源郷は健在でした。 皆さんのおかげでメッセージを農家の方に渡したり、 日本のコーヒー加工会社の情報を農家の人たちにお伝えしたり、 あろうことか、 コープ自然派の話しも向こうのビジネス専門学校でやる羽目になってしまいました。 これから何回かご報告します。 東ティモール、エルメラ県レティフォホの農家で干されているコーヒー豆 #
by takisalatiga
| 2011-07-28 17:07
先日、7月7日で
東ティモール応援チーム2名、 東ティモールからの留学生サルバドール氏、 コープ自然派奈良理事長、理事と 6名でコーヒー焙煎販売会社ハマヤの伊丹工場、関西工場を見学しました。 あいにくの雨でしたが、楽しい見学となりました。 株式会社ハマヤは1924年創業、90年近い歴史を持ち、 キーコーヒーやUCCよりも長い歴史を持つ会社です。 見学では ?生豆の受け入れ ?選別(比重、サイズ、金属選別など) ?焙煎 ?袋詰め ?検査室 ハマヤは熟練職人の経験と技を駆使するオーダーメード的な小ロットから 缶コーヒーや業務用コーヒーの需要に対応するコンピュータープルグラミングにより 大規模なオーダーまでこなせる体制が整っていました。 またコーヒーも食品だとの観点からエアーシャワーを完備し、 異物混入を最小化する努力をしたり、 住宅地に立地することから、脱臭装置を備えて 私たちにとって良い香りであるコーヒーの香りであっても 周辺の人たちに配慮しています。 工場の方たちの話だと東ティモールのコーヒーのポテンシャルはかなり高いけれど、 納品時に混入物があること、またコーヒーの実の処理の仕方、 栽培時の剪定や施肥など改良の余地がまだまだあるのではないか、とのことでした。 留学生サルバドール氏は初めての現場を多いに楽しんでくれたようです。 検査室で東ティモールからの生豆と出会い、感激の様子でした。 見学の結果は東ティモール訪問の際に貴重な情報として 東ティモールの農家の皆さん、関係者にお伝えしようと思います。 #
by takisalatiga
| 2011-07-10 14:07
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