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”カンタ!ティモール” 東ティモールの映画をみよう! 2019年2月27日

自分で企画したのに参加できなかったのですが、理事長が素晴らしい報告を書いてくださったので転載します。

深い苦難と悲しみを抱きながらも、相手を許すことを選び、2002年に軍事占領からの独立を果たした東ティモール。映画カンタティモールは、「そこに生きてきた」人々の姿を、素朴で美しい歌とインタビューで映し出します。長年の植民地支配の後、インドネシア国軍の侵略により独立までの24年間で人口の3分の1を失い、9割の建物が焼きつくされました。苦難の時代を経て家族を失った人々は「悲しい。いつまでも悲しみは消えない。でも、怒りじゃないんだ」と語ります。巨大なインドネシア軍の殺戮に対抗する小さなゲリラ軍は、捕虜を傷つけずに返し、「いつまでも続く苦難にどうやって耐えたのですか?」という問いには「涙を流せばいい。涙はすべて洗い流してくれる」と。「傷ついても、傷つけてはいない。だからきっと救われる」「世界を治すんだ」自然の大きな力を信じる素朴な人々の語る言葉は深い知恵にあふれ、心に響きます。インドネシア軍の資金は日本からの援助によるものだったことも重い事実です。知ること、伝えることの大切さを映画は私たちに教えてくれます。「使われない自由はダメになる」という言葉も深く印象に残りました。

 奈良県立大学の亀山先生に東ティモールの歴史や背景を解説していただき、上映後は亀山ゼミの皆さんも一緒に感想を話しあいました。東ティモールは独立後、憲法も行政組織も一から作っていき、コーヒー栽培は人々の暮らしを立て直す施策のひとつでした。東ティモールから届くコーヒーは、飲む人とつくる人の間に橋をかけていくもの。映画の人たちの顔や言葉を思い浮かべながらコーヒーをいただきたいと思いました。

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by takisalatiga | 2019-04-25 16:35 | イベント報告


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